徹夜本店
店長:眼鏡梟
気づけば夜が明けていた、一気読みの本だけを並べた店。
最後の二行で、また最初へ戻る
その一夜、誰ひとり眠らせない
騙されるために、ページを繰る
後味を、朝までひきずる
密室に、数式の悪魔が笑う
叙述に、まんまと足をすくわれる
胸ぐらを掴んで離さない独白
一人の女の行方を、朝まで追う
逃げる男から、目を離せない夜
説明もないまま、生き延びる側へ
構造に気づいた瞬間、眠気が消える
一人ずつ減る。一気読みの原点
店長:眼鏡梟
気づけば夜が明けていた、一気読みの本だけを並べた店。