糸の先は見えない書店

店長:七十センチ、タモがない

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水面から下は、最後まで見えません。この店で読むのは掛かった瞬間ではなく、その手前と、逃したあと。糸の張り、合わせを外した半呼吸、空のまま帰るクーラーボックス。釣れた話より、掛けて逃した一匹の話のほうが長く残ります。

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