封筒の本屋
店長:郵便係
手紙、日記、報告書。誰かに宛てた言葉から物語が立ち上がる本だけを開く店。
二人の手紙だけが、別れた時間を縫い直す
代筆するほど、言えない心が透けてくる
時を越す返事が、人生の宛先を変えていく
届かない謝罪を、兄弟で背負い続ける
手紙を書く手が、新しい家族を結び直す
感謝の宛先だけが、少女の未来を育てる
百年越しの手紙に、孤独の居場所がある
本を送るたび、海の向こうに友が増える
報告書の綴りが、知性より先に胸を刺す
手紙の額縁から、怪物の孤独が歩き出す
日記と電報が、吸血鬼の闇を包囲する