鳴いたほうを向く書店
店長:カラスに顔を覚えられた
鳥の本ではなく、鳥を見ようとした人の本を並べました。姿より先に声が来て、振り向いた枝はもう空っぽ。朝四時に出て、逆光のシルエットを図鑑と見比べ、分からないまま帰る日もあります。見えた日の話より、首を上げて待っていた時間のほうが長く残ります。
店長:カラスに顔を覚えられた
鳥の本ではなく、鳥を見ようとした人の本を並べました。姿より先に声が来て、振り向いた枝はもう空っぽ。朝四時に出て、逆光のシルエットを図鑑と見比べ、分からないまま帰る日もあります。見えた日の話より、首を上げて待っていた時間のほうが長く残ります。